第1回 関東高校女子サッカー大会 東京都予選
●1次リーグ
ブロックA
修徳 江戸川 松原 上水 勝ち 分け 負け 勝ち点 得点 失点 得失点差 順位 総合
修徳 11 0 6 0 19 0 2 6 17 0 17 1 1
江戸川 0 11 0 2 8 0 0 2 0 0 13 -13 3
松原 0 6 2 0 6 0 1 1 3 2 6 -4 2
上水 0 19 0 8 0 6 0   0 0 33 -33 4
☆上水高校戦は、カウントしない
ブロックB
共立第二 五商 学芸大 勝ち 分け 負け 勝ち点 得点 失点 得失点差 順位
共立第二 0 0 7 0 1 1 3 7 0 7 2 4
五商 0 0 3 0 2 6 3 0 3 1 3
学芸大 0 7 0 3 2 0 0 10 -10 3
ブロックC
戸山 国際 大泉桜 勝ち 分け 負け 勝ち点 得点 失点 得失点差 順位
戸山 3 0 9 0 2 6 12 0 12 1 2
国際 0 3 8 0 1 1 3 8 3 5 2
大泉桜 0 9 0 8 2 0 0 17 -17 3
1次ラウンド
1位 修徳高校 0(PK3) VS 0(PK0)吉祥女子
2位 戸山高校 0 VS 2 晴海総合
3位 第五商業 0 VS 1 文京学院
4位 共立第二高校 0 VS 11 飛鳥
修徳
0(0,0)
飛鳥高校
飛鳥 1(1,0) ☆抽選の結果、晴海総合高校が第4代表、飛鳥高校が第5代表となる。
晴海
1(0,0,0,1v)
晴海総合
文京学院 0(0,0,0,0)

 1回 関東高校女子サッカー大会 東京都予選 総評

   本年度の予選は参加校14チームで東京第4・5代表の権利をかけて行われた。昨年度に行われたプレ大会では、トーナメント形式で行われたが本年度は参加校上位4チームを除く10チームで予選リーグを行い、残り8チームでトーナメント形式で実施した。

  予選リーグを行うことにより、より多くの真剣勝負の場面を与えるメリットをあたえ、また、決定戦までに実力伯仲のゲームをマッチアップすることができた。各学校の会場提供や審判の協力などがあるからこそ実現できたことである。

 特に、準決勝(出場決定戦)はとてもレベルの高い試合展開を見せた。

 文京 対 晴海総合:東京都のリーグや選手権予選などで何度も戦い、また、トレセンや練習試合なども多く実施している学校同士であり、お互いのチームのことは知り尽くしていた。だからこそ、最後はサッカー本来の走る・闘う精神力で互角の戦いをし、そして決めるべきところで決める勝負強さが今日の勝敗を分けたのだろう。晴海高校の切れ味鋭いカウンターと文京の堅守が印象に残った試合であった。お互い怪我などもあり、選手のコンディションがベストでなかった状況の中で、延長後半までスコアレスの死闘が展開された。PK戦に突入かと思われた延長13分、勝利の女神は晴海に微笑んだ。

 修徳 対 都立飛鳥:初出場の修徳が準々決勝で吉祥女子をPK戦で破り、唯一、ノーシードで勝ち上がり、都立飛鳥高校に挑む展開となった。今年度より1部に昇格した新星飛鳥と、新規参入の修徳高校。お互い、ただ前線にボールを入れるようなサッカーではなく、しっかりと繋いで展開するサッカーをしていたのが印象に残った。両チームとも、まだウィークポイントはあるものの、今後の練習や来春の新戦力次第で、東京の強豪としてレベルアップしてくるだろう。

  第1回関東高校女子サッカー大会は、プレ大会を入れるとかれこれ4年程度の準備期間を要している。関東各都県の高校女子サッカーに携わる先生方・高体連サッカー部男子部・関東サッカー協会女子委員会などの協力で実現する運びとなった。高校選手権・全日本ユースがすでに全国までの大会になり大いに盛り上がりを見せているなか、唯一インターハイだけが全国大会までに至っていない。サッカーは勿論だが、サッカーを通して高校校生として人間性を高めることを目標に日々活動している高校女子サッカー部に、少しでも多くの夢の舞台を与えててあげたい。そんな思いから、関東大会実現までになった次第である。 そんな大会を盛り上げるためにも、今回行われた東京都予選の生徒達の最後まで諦めない、はつらつとしたプレーはとても意義のあった予選であった。同時に、東京都代表として参加する各チームは、是非、本大会に於いても一つでも多くの経験を積んできて欲しいものである。そして、その経験を自分のチームに持ち帰り、また厳しい練習に挑んでくれることを望んでいる。惜しくも、関東大会を逃してしまったチームはその悔しさをバネに今後もより厳しく・楽しく・根気よく頑張って欲しいと願っている。

  大会運営にあたり、数々の反省点や改善点があるが、次回の会議に集約し報告する次第である。

                                                            文責  石山隆之