1/10(火) 慶応大→東大→尚美学園大

またまたまとめ更新です。

最初に・・・メニーナが最後のU18大会で見事に優勝を遂げました。寺谷監督からの報告の電話は、ミーティングの前だったので、選手たちにもバッチリ伝えることができました。「11月23日に、メニーナと練習試合をやり、ボコボコにされ、自分たちを未熟さを思い知り、改革を始めた・・・あの時、ボコボコにやられていなかったら、きっと、あのままだった・・・そして、今日、メニーナが日本一になった・・・」

次に・・・文京学院中学の1・2年生8名と、成立学園中学の1・2年3名に、小6の数名を加えて挑んでいるU14大会で、SFIDA世田谷Aを2−1で破ったという連絡が、山田監督からありました。ボール支配率では、圧倒されたとのことでしたが・・・山田監督が日体大卒業後にお世話になったSFIDA世田谷・・・文京学院中学にとっても、記念すべき日になったようです。1年に1回くらい、こうゆうことがあるのがサッカー・・・「まぐれですよ!でも、よく頑張りましたよ!」という山田監督の言葉とトーン、中学時代の恩師であるメニーナ寺谷監督と、偶然なのか、模倣なのか、同じでした!?

中学校大会も、予選リーグ1位で通過し、次は、決勝トーナメント・・・修徳中学との勝負です。勝てば決勝進出です!

高校生は、1/8(日)、レッズランドで練習をして、飛鳥高校で練習試合・・・という当初の予定でしたが、慶応大学岩崎監督から、練習ゲームの誘いを受け、飛鳥の金澤先生にお願いして、飛鳥とセットで、慶応大学下田グランドにお邪魔することになりました。慶応大学と40分、飛鳥高校と25分×2本、やらせていただきました。

慶応大学は、関東大学リーグの1部に残留・・・さらに、東京都1部リーグで優勝し、入れ替え戦に挑むという、上昇気流に乗っています。来年、サッカー経験者がたくさん入部するようで、一機に強化されるでしょう。そんな中、本校OGの原志帆選手は、1年生らしく、お仕事をしていました。



試合後に、岩崎監督よりAO入試に向けての講義が行なわれました。文京と飛鳥の選手の全員が、受講しました。原先輩も登場・・・「なぜ、サッカーをやるのか?」「なぜ、勉強するのか?」という、基本的な発問に、なかなか答えられず、苦労する選手たち・・・このような機会を与えていただき、本当に感謝!!



この方は、ここでもエネルギー充電中・・・夜の試合に向けて、イメージトレーニング!?

夜に、高校サッカー選手権の本部宿舎、機山館にて、サッカー勉強合宿・・・試合のビデオ分析、コーナーキック、フリーキック、スローインの戦術を、スモールグループで話し合うという企画を実施しました。DF 4名 MF 4名 FW 4名 GK+SUB 4名 の合計16名・・・の予定でしたが、さらにサブの選手を4名追加し、合計20名・・・夕食も、この4名のグループで行動・・・いつもと違う、1・2年生が混在したグループで1夜を過ごさせ、チームの革変に期待!!充実した合宿ができたでしょうか!?高校選手権の決勝戦を前に、宿泊していた男子サッカーの役員の先生方から、選手たち全員にプレゼントをいただきました!

1/9(月)本来は、レッズランドでセットプレーの練習をしてから、晴海総合と練習試合の予定でしたが、晴海総合が尚美学園大学の招待を受けているので、チャッカリ便乗しました。レッズランドから尚美学園は、40分ほど・・・ちょうど良い感じの移動でした!尚美学園大学のトップチームとやらせていただき、良い勉強ができました!!ダイレクトでリズミカルにつなぎ、おしゃれな展開でゴールに襲いかかる尚美学園大・・・選手たちも、「こんなプレーがしたいよね!」と、大人のサッカーに惚れこんでいました。晴海総合には、0−2でやられました!!キッチリ守り、チャンスを生かす晴海総合・・・今年も大きな壁として立ちはだかりそうです。ありがとうございました!




1/10(火)赤羽で行なわれている国体予備練習会に、宮田選手と中川選手が参加しました。30名程度の参加でしたが・・・伸び伸びと楽しそうにプレーしておりました。中野先生、大滝先生、福井さん、中山さん、ありがとうございました!



1/7(土) 会議→本庄第一ニューイヤー→始業式

まとめ更新です。

1/4 全国高体連サッカー専門部常任委員会(10:00)・同委員長会議(15:00)・同懇親会(18:00) 於:ホテル機山館

今年で3年目の出席でした。

常任委員会は 全国高体連サッカー専門部の部長、副部長、9地域の代表者、審判委員長、技術委員長、庶務委員長、サッカー年鑑担当者 が 出席します。

委員長会議は、上記のメンバーの他に、47都道府県のサッカー専門部委員長が 出席します。

このような会議が、夏のインターハイ、冬の高校選手権の時期に、年に2回、行なわれています。おそらく、このように全国がひとつにまとまり、高体連と協会がリンクして、組織的に活動している専門部は、サッカーだけではないでしょうか???

インターハイがスタートするにあたり、平成23年度から、正式に「女子委員長(日野聡先生)」も、常任委員会のメンバーになります。

今回は、インターハイに向けての進捗状況の説明ということで、副委員長兼事務局の私が召集されました。委員長会議では、ひな壇に「女子」という札が貼られていましたが・・・

男性しかいない会議で、「女子」という張り紙は、とても目立ち、そこに座るのは、なぜか勇気がいりました。

しかし、去年までとは違い、「女子は、よくわからない」という雰囲気はありませんでした。

「いよいよだね。いよいよだよ。これからだよ、女子部が大変になるのは・・・頑張ってください!」と、色々な方に声をかけていただきました。

今年度で大倉先生が全国サッカー専門部長を任期満了でご退任、横田先生(現、全国副部長・東京都委員長)が、平成23年度より全国部長に就任されます。懇親会には、前部長で、女子サッカーの全国高体連加盟にあたり、ご尽力を賜った、平山先生もいらっしゃいました。また、東京都で横田先生の後を引き継ぐ新委員長、滝本先生(葛飾野高校)とも、いろいろと、お話させていただきました。「女子(修徳や成立学園)の試合を奥戸のグランド(葛飾総合スポーツセンター)で見ることがあるけど、ステップワークとかしっかりしていて、素晴らしいですよね。きっと、有賀君とか、中野君とかが、男子と同じようなことをしっかり教えているんでしょうね。」と、女子のレベルアップを評価してくださいました。実は、滝本先生は、山田コーチの弟さんの恩師・・・そして、ベレーザとも練習試合をしたことがあるそうで・・・色々なところで、人はつながっているのだと思いました。

1/5〜6 本庄第一ニューイヤーカップ

毎年、新年のスタートは、本庄第一ニューイヤーカップ・・・
サッカーコートを2面つくれる本庄第一高校グランドにて、25分でたくさん試合をさせていただき、保護者の会の方々が心をこめて作ってくださる「ワカメスープ」をご馳走になる・・・招待大会の元祖・・・

初日は、花咲徳栄、帝京長岡(新潟)×2、太田女子 
2日目は、本庄第一、横浜翠陵×2、飛鳥、戸木南ボンバーズ、松山女子

と、やらせていただきました。キャプテン池田が正月の食べ過ぎにより、体調不良になり、不参加・・・Aチームは、攻撃陣の声がなくなり、迫力の無いチームになってしまいました。逆にBチームは、伸び伸びとプレーする選手が増え、チームとしてまとまりを見せるようになりました。

2日目の朝、旅館から本庄第一高校までの10kmの道のりを私が運転・・・すると、出発時間が3分遅れる・・・「こんなこと、あり得ないぞ!」と、宮田選手に注意すると、バスの中は、緊迫した状態になり、沈黙の10キロドライブ・・・葬儀場のバスの運転手気分でした。

私がバスを運転していた時代・・・私が怒ると、バスは静かになり、私の機嫌が良いと、バスの中は賑やかになった・・・今は、運転手さんがつくようになり、選手たちは、緊張感無くバスに乗っているんだなと、あらためて思いました。

そんな事件があったからか、Aチームにも、緊張感が走ると同時に、「盛り上げなくては」という意識が芽生え、徐々に明るさと元気さが出てきました。

とても成長できた2日間でした。日野先生をはじめとするスタッフのみなさん、保護者の会のみさん、本庄第一高校の選手の皆様に、感謝です!!

1/7 始業式

ほとんどの学校は1/10始業式でしょうが・・・文京学院は、今日からスタートでした。
総務である私は、朝から、式の準備等で、テンヤワンヤでしたが、何とか乗り切りました。ただ、表彰式で、生徒の名前にフリ仮名がふられていないものがあり、困りました。
「初」という名前をなんと読むか・・・「ハツ」と読みながら、「おばあちゃんみたいな名前になってしまうから、きっと違うな・・・」と、思っていました。正解は、「ウイ」でした。

お昼過ぎに、メニーナの寺谷監督から電話がありました。声のトーンを聞いただけで、「勝った」ということがわかるくらい、明るい声でした。今年で最後となるU18選手権大会・・・一昨日、大阪桐蔭に0−0の引き分けるも、得失点差で1位通過し、準決勝に進出したメニーナ・・・常葉橘を3−1で破り、決勝に進みました。決勝戦の相手は、日ノ本学園を4−3で破った常盤木学園高校。2年連続、同一カードとなりました。

「私の仕事はここまでです。ここからは、選手たちの仕事ですから。どれだけ楽しめるかですね。常盤木に2年連続で勝てるなんて、思ってもないですよ。」と、明るく語る寺谷監督・・・U18選手権が単独大会になってから、毎年連続でベスト4に進出しているという、知る人ぞ知る大記録を達成している・・・「選手が優秀だから・・・」という簡単な言葉では片付けられない・・・明日の決勝・・・寺谷監督VS阿部監督・・・有能な選手を預かり、結果を出し続けている名将の対決です。実は、知る人ぞ知る インテリ対決なのです!!

お二人をよく知る私としては・・・共通点は、マネージメント能力の高さ!!選手のためには、たとえ相手が誰であっても、「ぶれない」というメンタリティーの強さ!!

どちらの監督にもお世話になっているので、どちらかを応援するわけにはいきません・・・
皆様、明日の決勝にご期待ください!!

そして、運営してくださっている神庭先生、峰岡先生をはじめとする千葉県の皆様!あと、1日、よろしくお願い致します。

中学生は、U14大会初戦、12−0で大妻多摩中学に勝利しました。
明日は優勝候補の一角、SFIDA世田谷との勝負・・・チャレンジして欲しいと思います。
中学校大会(1/6)も、4−0で成城学園中学に勝利しました。
両方の大会で、上位に食い込み、自信を手に入れられることを祈ります!!

1/3(火) 2012年初練習

4日間のオフを終え、練習が再開・・・事情により、キャプテン、副キャプテンが不在の中、裏番長の青柳選手が仕切ってくれました。

準備運動を終え、「ボールタッチしま〜す!」と、いつものようにはじめようとする青柳選手に「待った!」をかけました。

新年早々、12分間走・・・ただし、無理はせずに、自分のペースで・・・

しかし、走る選手たちに、

「おい!今、千葉ではユースの大会をやっていて、十文字は作陽に3−1で勝ったぞ!」

「おい!東北高校は、どんな思いでユースの大会に出ているか考えて見ろ!」

と、声をかけると、次第にペースが上がって行きました。

大切なことは、「意識すること」・・・新年早々、いつもの「気合入れ係」が不在で、少しばかり緊張感がなかった選手たち・・・

練習後、「池田や宮田の、サッカーにかける熱い思いをあらためて感じました。」と、青柳裏番長が語りました。明日からは、さらに引き締まることでしょう!

オフの日に、欠かさずに走りこみをしていた選手と、そうでない選手が、明確になりました。鈴木トレーナーが課したメニューを、しっかりやり切れるかどうかが、新人戦の結果に直結することは間違いありません!

2年生には・・・

「新人戦からは、すべてが、最後の大会になる!最後の新人戦、最後のめぬまカップ、最後のインターハイ、最後の全日本選手権、最後の高校選手権、最後のLiga」

と、12分間走を終えて、グッタリしているところで、シンミリと伝えました。

1年生は、持久力のある選手が多く、2年生を圧倒していました。入部当初は、最後尾を腰を押さえ、ハーハー言いながら走っていた選手が、走れるようになっている姿を見ると、うれしくなります。一方で、努力を怠り、入学当初よりも順位を下げてしまっている選手を見ると、悲しくなります。

そんな哀楽を味わった練習初日でした!

高3の佐藤み選手、斎藤選手、榊選手も、正月から練習に参加してくれました。「トミー」という愛称で呼ばれた榊選手は、今日で最後の練習参加とのこと。
照れくさそうに、後輩たちに見送られていました。

中学時代はソフトボールで関東大会に出場した経験のあるトミー・・・高校ではサッカーを・・・と、文京学院に入学しました。同学年でサッカー初心者は、彼女ひとりだけ・・・しかも、後輩(現2年生)には、初心者はいませんでした。つらいこともたくさんあったと思いますが、持ち前のバイタリティーで、三年間部活を全うし、笑顔で巣立っていきました。どんなにミスをして、冷たい視線を受けようが、めげないで頑張った・・・彼女が泣いている姿は、見たことがありませんでした。泣かすような言葉は、何度も言ってきたのですが・・・負けませんでした。よく頑張りました!!

1/2(月) 高校リーグをどうすべきか

2011年 東京都高校女子サッカーリーグ 勝敗表(1部〜3部)

東京都女子サッカー連盟主催のリーグには、一般(1部〜4部)、高校(1部〜3部)、中学(1部〜3部)があります。このうち、上位リーグである関東リーグに昇格できる権利を持つのは、一般の部のみ・・・つまり、高校・中学のリーグは、育成であり、強化リーグではないという考となる・・・しかし、それでは、上位校のモチベーションも低く、1部リーグは、「こなすだけ」という消化リーグになってしまっています。

昨年は、思い切って、7強はBチームを出すと言う「紳士協定」を結び、「育成色」を強く出しました。しかし、紳士協定は、あくまでも紳士協定・・・時には、大会前の調整でAチームを出したり、3年生の引退試合にしたり、そんな要望も出てくると、自分も含めて、紳士ではなくなってしまうことがわかり、今年からは、「チームに任せる」という、丸投げ方式を取りました。

すると・・・チームによって、バラバラな価値観をまとめることができず、1部リーグの運営責任者としては、失格・・・の1年でした。

文京学院は、6月・7月・8月という 3ヶ月間で、さっさとリーグ戦を終了してしまいました。

6月4日の開幕戦・・・晴海戦は、0−0の引き分け・・・まさか、この後、晴海総合が関東で優勝するなんて・・・
6月5日、村田とは、Liga Student の対戦の後に 神栖でB戦として戦い、0−4完敗でした。
7月・・・全国出場前の十文字のトップチームと、下高井戸のグランドで、斉藤が負傷欠場の状態で戦い、2−4で敗戦。あのPKが無ければ・・・と、負けても自信を失うことはありませんでした。
その直後、同じく全国出場前の修徳と対戦・・・修徳の調子がイマイチで、2−1で勝利!!・・・まさか、この後、修徳が全国3位になるなって・・・(これは、少し予想していました!大滝先生ごめんなさい!!)
修徳に勝ち、調子に乗るかと思ったその直後・・・
飛鳥と、オープンキャンパスで岩崎・斎藤が不在という状態で戦い、0−4と、ボコボコにやられました。
8月・・・
成立とは、炎天下の赤羽のグランドで戦いました。開始早々のゴールが決まり、何とか3−2で勝利しました。全国大会を終えた成立学園に、油断があった・・・のでしょう。

7強以外の相手、野津田(1−0)・東久留米総合(2−0)・日大櫻(3−0)との対戦は、変則的なチーム編成で挑み、辛勝でした。

つまり、7強のうち、Aチームで挑んだ5試合は、2勝2敗1分 ということで、有意義な試合だったと言えるでしょう。

しかし、残りの試合は、果たしてどうだったのか・・・Bチームの選手は、それにより、何か向上はあったのか???

このリーグ戦を、どのような目的で実施するのか、再度検討する必要があるでしょう。

たとえば・・・

A案 高校リーグの優勝チームと一般の部の優勝チームで、関東リーグ入れ替え戦出場権獲得決定戦を行なうというような規定をつくり上位校のモチベーションも上げる。

B案 U15年代、U18年代のクラブチームもリーグに参戦可とし、クラブとの切磋琢磨、共存繁栄を狙う。

C案 完全に育成リーグとし、1校で複数のチームを参加させることを認める。

2012年、女子サッカー改革元年・・・
昨年は、いろいろな報道機関の方々に取材を受けましたが、記者の方々が共通して感じていることは、「このままでは、ブームは終る」という感触です。東京のリーグを見てもわかるように、ここ数年、変動がありません。何か仕掛けないことには・・・

皆様のお知恵を拝借しながら・・・今年もよろしくお願い致します。