◆平成18年12月16日(土)〜17日(日) 茨城県鹿島市鹿島ハイツ

協力スタッフ:石山(十文字)・中野(成立学園)・福井(村田)・大滝(晴海)小尾(国際)・金沢(飛鳥)・平山(芦花)・有賀(修徳)・武岡(十文字)・床爪(文京学院)・
榎本(東京成徳)・平山(晴海)・椎谷(松原)・横手(芦花)・儘田(小尾)・上田(十文字)・吉村(十文字)

参加校:十文字高校・晴海総合高校・東京成徳大高校・飛鳥高校・文京学院大女子高校・修徳高校・共立第二高校・ICU高校・日大櫻丘高校・成立学園高校・芦花高校
【11校・126名参加】

総評

 

本年度も、1泊2日の高体連女子サッカー部トレーニングキャンプが無事終了しました。昨年度の開催では、異常なまでの強風と寒さのためほぼ中止状態でキャンプを終えましたが、本年度は天候に恵まれより高いモチベーションのもと大きな効果が得られたと思います。

 初日のトレーニングは、『ゴールを奪え【観る】』を全体テーマにし、その中で

選抜カテゴリーは 【観る】 スペース・仲間・敵・ゴール

育成カテゴリーは 【観る】 パスアンドコントロール

 を主眼にメニューを組み意識付けをし2日目のゲームにつなげました。

  観ると一言で表しても、見る・観る・視る・診るなどたくさんの漢字で表すことができます。see・lookなど。サッカーに求められる「みる」とは何かを考えてくれたら我々指導者としては最高です。

 漠然とみるのではなく何をみるのか。いつみるのか。それらが、各選手の基本技術と相まってより高いレベルへとつながるきっかけとなって欲しいものです。実際、トレーニングを終えて選手に感想を聞いたところ、同じようなトレーニングメニューをする中でいつもと違った刺激を受けたようです。普段のプレーを知る我々がみても、2日目のゲームは見違えるように顔が上がったプレーをし、つなぐ楽しさを味わい、ただロングキックをするのではなく狙いを持ったダイレクトプレーを意識している場面が数多く生まれていました。ゲームでは、ゴールを奪えというサッカーの本質を忘れずに、一生懸命真剣に闘う充実感を味わっていたのが印象的でした。最後の集合の時の生き生きとした目を見れば、成就感があったのは間違いのないことでしょう。

 このような企画を実現できるのも、各チームの指導者の方々と学校の皆様。保護者の皆様のご理解があってのことと思います。縁の下の力持ちの、スポーツマネージメントの脇田さんが総評で述べてくれたように、感謝の気持ちを忘れずにサッカーに取り組んで欲しいものです。今回のキャンプはとても生き生きしていました。今後自分のチームに帰って、どのように練習に取り組むかが選手達にとって何より重要なことです。関係のスタッフの皆様本当にお疲れ様でした。

                                 文責 石山隆之